2016年10月23日日曜日

河口浅間神社 富士河口湖町 2016.10.22

河口湖大石公園に箒草の紅葉を撮影に来たのですが 残念ながら富士山が雲隠れしてしまいまして 替わりにこちらを記事にしましょう こちらは写真にもある通り世界文化遺産の登録要素ではあるのですが 登録された七つの浅間神社の中でひときわ異彩を放つ特別なそして強力な磁力を持つ神社であります  






1697年(元禄十年)寄進銘のある銅額



境内に足を踏み入れると巨木の存在に圧倒されてしまいます




随身門より望む拝殿 土曜日のお昼前で参拝客がちらほらとお詣りに訪れています


拝殿正面 山の中の大屋根 圧倒される巨大さ 浅間の大神の偉大さの象徴を感じ取れます 浅間の大神 と書きましたが当社だけはせんげん神社と読まず あさま神社と呼ばれます 他の浅間神社と同じく木花開耶姫命をお祀りしているとされていますが こちらの社の御神名は浅間の大神と呼ばれています

拝殿より本殿を望む 浅間の大神が姫様であらせられるためか なにやら雅やかでございます


境内背後より本殿拝殿を望む 右手は諏訪様の社でございます


地元ではおおすわさんとお呼ばれされているようで 諏訪の大明神 建御名方様がお祀りされています


出雲の御分霊も鎮座されています


山の神の社でございますが 父君の大山津見神をお祀りしているのでしょうか 


御神木の七本杉の内 二本でひとつ名の父母「かぞいろ」鎌倉~南北朝時代の古語でそう読むそうです 大地にどすんと根を張って二人で立ち上がった御神木です

境内の巨木の撮影をしていましたら 急に賑やかになりました 観光バスが到着したようです 突然の大量来客に宮司さんが応対しています

一挙に40名程の参拝客がお見えになって 社務所では御朱印帳への記帳でてんてこ舞いです
失敗したっ 先にもらっておけばよかったっっ 

観光バスが出発しました 一気に静寂が支配しました 鳥の声と風の音しか聞こえてきません
たまに池の鯉が跳ねる音くらいです
もしかしたら浅間の大神と山の神のぼそぼそささやく声が聞こえるかもしれません
他の浅間神社と違い 富士のお山から離れて対峙しているためか 静かな神域が維持されています 創建は御室浅間神社より遅いのですが 御神霊の存在感はこちらに軍配が上がると感じました

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