扉の写真は 二本松市旧岩代町東新殿地区にどんと構える「合戦場のしだれ桜」です
今回の旅の中で観た一番でっかい桜の木 実は一本桜と銘打って二本の木が寄り添って一本桜に見せている 八幡太郎義家と阿部氏の合戦のあった伝説の地に因み この名になったらしい 通り道の岩代町中心部の小浜には伊達政宗の父親が居城にしていた館跡もあり
中々興味深い地である では以下に七本の桜を巡った旅の一端お見せしましょう
まずは一本目 「五斗蒔田の桜」
ほんとに普通に農家の裏の土手の上にぽつんと一人で立ってる桜の木
郡山駅より福島交通バス小野行きの始発に乗り 福島県立安積高校御館分校で下車
現場まで徒歩20分 8時半前に着きました
先客はカメラマン一名その後数名の家族連れが来られたが 逆に良いアクセントになる
桜名は当地の地名 中田町木目沢五斗蒔田から 撮影中も地元の方数名よられただけでありました 30分程で切り上げ次の目的地へ徒歩で向かいます
二本目は 「紅枝垂れ地蔵ザクラ」
五斗蒔田から徒歩15分で着きましたが なんか凄い車と人です 普段は静かな一般道なんでしょうけど この季節だけはきっと違うんでしょう ガードマン一名でちょっときつそうでした 桜はどぅわぁっと枝を羽のように広げた雄々しい姿です 根元に由来の地蔵堂がある で余りの交通量と人波で此のワンカットで呆れて次へ移動しました
道中にも魅力的な一本桜達が咲き誇っておりましたが
三本目は 「忠七桜」
地蔵桜より徒歩25分程 小振りだけれどもパッと広げた枝ぶりは 下から見上げると実に見事でその色合いと相まって美しい
個人のお庭の小山中腹に育った樹齢160年程のしだれ桜
観桜台として対面の小山に同じ高さの桜見休憩所がある
桜名の由来は 宗像忠七翁による官軍に敗れた会津藩の人々の慰霊鎮魂の為 此の地に自宅の桜を植樹し寿命山と命名 子孫に末代まで手入れ整備を怠るなと遺言を残した故の命名と云われる
さてさて徒歩旅はまだ序の口です 忠七桜に40分程滞在したでしょうか 撮影データによると現在10:47です これより一時間歩きます
少しの間だけ三春町を通過します 一瞬三春の滝桜も計画に考えましたが きっとものすごい人波です 這う虫と人波と車の洪水が大嫌いです苦手です 通過します
四本目 「上石の不動桜」
徒歩約一時間 到着しました 野を超え山越え谷越えて三春の端っこ通り越し 南東北の里山の風景の中 ちょっと数件民家農家の集まった集落のはずれに一本桜が立ってました
桜名の由来はもちろんこのお不動様を祀った不動堂からであります 江戸時代末期には寺子屋としても使用していたとか
どの方向から観るのが一番綺麗なのかなぁとか考えながら撮影するのが一番楽しかったり
これが人波車の洪水だともう イライラしてだめですね 写真になりません
これぐらいだと良いアクセントっすね 一番イライラさせるのが 目の前で桜の花弁をスマホで撮ってるやつ それ写んないだろと それと逆光なのに 家族を並べてスマホで撮ってる奴 それも顔認識入れて露出補正されたら桜写んないだろとか思う またそれをその場で確認する奴ら またなぜか桜の前で電話しだす奴 なぜか座り込む奴 意味なく呆然と立ち尽くす奴 しかも決まって桜なんて見てない あぁ数えだすとキリがない 桜の前にいてもいいんですよ 動きがあればネ
桜とお堂の裏側は一面の菜の花畑になっていました
えーっと なんのポーズなんでしょうか ヨガですか
結局昼ちょっと前から2時前まで此処で菜の花とお堂と桜を撮影していました
次の予定と今夜の宿の地までの移動があるので そろそろおいとましなければ
一番近いバス停まで約40分徒歩で移動です
ちょっと執事に着替えを準備させ自宅へ受け取りに とか?
いやな自宅ですねっ なんか怖そうなものがでてきそうですがっ(小野新町って所に行くと観られるワンダーランドですよ 本当は)
で日付変わって翌日の通算五本目 「合戦場のしだれ桜」
いっやぁここへ来るか先にある場所へ行くか悩んだのですが まぁ朝六時半の二本松発福島交通バス小浜行きに乗り込み岩代支所へ その後岩代コミュニティバスに乗り換え 合戦場とそのまんまの名前のバス停に到着したのが7時16分
いやぁー どの方向から観るのが一番美しいのだろう かなーりなカットを時間をかけて撮影していました
今度は下段の畑の中から土手の菜の花を入れてあおって観る これが一番美しいかなぁ
二時間程銘木を堪能 此れは本当に銘木だわ 何処から撮っても甲乙つけがたし
松代コミュニティバスと福島交通バスで二本松へ戻ります
次の六本目は 「中島の地蔵桜」
ですが ここも人と車が多い箇所でした 苦労して辿り着いたのですが
収穫は残雪を載せた安達太良山の美しい山容を拝めた事 かなぁー 実質20分程度で又移動です 現場は二本松ー東和小学校間の福島交通バス東和支所バス停徒歩約12分です
で最後の七本目 「芳水の桜」
此の地は福島市松川町 東北本線松川駅より徒歩30分の地に御座います
いや実は 合戦場に朝向かうか 此方へ先に向かうか悩んだのですが
朝きっと風が無かったんだろなぁ と 合戦場も無風で御座いました
気象庁アメダス二本松の記録を見ても 風ほぼありませんでした いっやぁこりゃ参った
てことで一番風が無いタイミングでこれが最良でした ノーリフレクション
又来年チャレンジ っすねー
以上長々と 桜旅の記録 お付合い頂き感謝感謝であります
結局どの一本桜が一番好みにあったのかと問われれば
やはり合戦場のしだれ桜 でしょうか
もっと美しい桜ならまだある とか言われそうですが 今回は です
桜前線北上を続けておりますれば 暫し更新は桜巡礼の旅と相成ります
では次回更新までサラバ でありんす
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