まずご紹介いたしますのは 下田市堀の内にある深根城址の枝垂れ桜 伊豆急稲梓駅より徒歩30分程 西伊豆東海バス箕作郵便局バス停からだと徒歩20分位でした
この深根城址は室町後期の関戸氏の居城とされており 北条早雲による伊豆平定(乗っ取り又は討ち入りとも)によって1498年に滅ぼされている その後は城址の土塁だけが残り その上に民家が乗っているようで しかしこれが現代にあって なまこ壁の土蔵と土地の雰囲気と相まって桜の姿形とのマッチングが非常に良い光景になっている
美しい 全く見事としか表現のしようがない 推定樹齢は200歳 優雅でしなやかな枝垂れ桜であります
これは翌日 どーしても真っ青な青空の下で撮影したかったもので 再来しました
期待通りです かなーり惚れました また来年も必ず逢いに来ます
さてここより場面は変りまして 松崎行のバスの乗り バサラ峠を越えると
松崎町に入って花の三聖苑と云う道の駅がありまして そのバス停で降りた場所は 松崎町とは別に大沢温泉地区だけで行われている 桜まつり開催地区であります
那賀川上流の渓流 ほんとに地元の人しかお花見に来なそうな でもそれがかえってほっこりする手作りの桜まつりであります
またまた場面は変わりますが この延々お花畑と桜並木が続く此の場所は 先ほどの大沢温泉地区より下流に3キロ程進んだ場所にある 休耕田を利用したお花畑 5haの土地に様々な花の種が蒔かれているらしい 季節が進むごとに様々な花々が咲き乱れるようです 桜並木も延々続きます お花畑とコラボする区間でも1.6Kmあります
お花畑に桜並木と山の上のほうまでポツンポツン桜が咲いている光景 夢のようです
これで人工物さえなかったらなぁ と云うのは贅沢なのか
県道15号線松崎街道の那賀川堤に沿った部分 せめて電柱と架空線だけでも地中化出来たらいいんでしょうけど 贅沢でしょうか
恐ろしく抜けきった青空とソメイヨシノに菜の花 西風が吹いて花弁が散ってゆきます
那賀川に花筏がどんどん増えてゆきます で最初の場面になるわけです
桜と清流それと里山の風景を撮影していると あっという間に夕暮れが迫ってきます
夕陽が観光の目玉の松崎町です 松崎町からの本日の日没の場所は駿河湾を挟んだ静岡県焼津市から島田市の方角のようです
翌日良く晴れた駿河湾 雲見の浜から望む牛着岩と富士山 それと出漁するんでしょうか 岩場への渡しに出たのでしょうか 漁船が一艘 良いタイミングに出会えました
何をしに雲見へ来たのかと云うと ここです 此の場所に来たかったのであります
標高162mの烏帽子岩の頂上に御社殿があるここは 雲見浅間神社と申し上げ 通常の浅間神社の祀神であるところの 木花開耶比売命(コノハナノサクヤヒメノミコト)様ではなく磐長比売命(イワナガヒメノミコト)様をお祀りされております 駿河湾を挟んで富士山と対峙しており アサマノカミであるところの木花開耶比売命様とのお互いの謂れはその手のサイトに譲りますが その鎮座する地と富士山との対比みたいなのを撮影したかったが どうやら富士山は春霞に隠れてしまったようだ 冬場に再来しましょうかね
御社殿から後ろを振り返ると落差162mの光景が 烏帽子岩から望む西伊豆の絶景
砂浜とつながった岩場は千貫門と云われ 雲見の観光名所で夕陽の撮影のメッカであるらしい スケジュールが合わなかったため今回は見送りました
松崎の町中に戻って暫し神社や街並みの撮影を行いましたが まぁいわゆる観光名所と云われる場所の中途半端さは町の予算の都合でしょうか もっと徹底的に街づくりすればいいんですがね 観光客を呼び込む素材はかなりあるんですが その素材を料理して皿に盛りつけるまで かなり時間がかかりそうです 素材のまま提供してる感じ 方法論は他の地方で実践されてるんですがね
ナムアミダブツでございます こちらのお寺は 伊豆市小下田の金峰山最福寺 曹洞宗の寺院でございます 松崎町からの帰り道にこちらへお邪魔しました
和名「伊豆最福寺しだれ」学名サイフクジ 2001年に新品種として登録された八重咲のしだれ桜であります
最後に深根城址のしだれ桜を再度ご覧いただきます
いつまでもこの美しい光景が残せればいいのですが いつか時代とともに変わっていくのでしょう せめて今の時代の春の一瞬だけでも カメラで切り取ってフィルムに定着させられれば(現代だとカメラでフィルムでなく記録メディアですが)この瞬間を宇宙の寿命の尽きるまで永遠に 未来永劫に渡って残しておきたいと思いました
さて伊豆半島桜旅 西伊豆松崎町とか銘打って 実は下田市の深根城址の桜を一押ししているわけですが まだまだ見ていない桜もありますれば また来年の春にでも逢いまみえましょうぞ では美しい桜達にまた逢う日まで 再見
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